お寿司を食べる順番
神戸は港町として新鮮な魚介類が集まる場所です。特にお寿司は魚料理の中でもネタの鮮度が求められるため、神戸で味わうお寿司は格別の味わいがあります。
こちらでは寿司屋や出前のお寿司で使える、よりおいしくお寿司を味わっていただくための順番をご紹介します。
「薄味のものから」が基本
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お寿司は味だけでなく見た目や舌ざわりなど五感を使って食べるものです。空腹の時においしそうな食べ物を見るとより色鮮やかに見えるように、味覚も空腹の時ほど鋭くなります。つまり、寿司屋に来店したばかりの空腹時は、鯛やひらめなどの繊細な味わいを最も楽しめる時間です。
初めに薄味でさっぱりした白身魚からスタートし、徐々に味付けが濃いアナゴや脂の乗ったマグロやブリといった順番でご注文ください。新鮮なネタの奥深いおいしさをさらに味わっていただくことができます。
素材の「旬」を意識する
魚だけでなくあらゆる食材には「旬」と呼ばれる最もおいしい季節があります。
例えば、脂が乗っていておいしい魚と言えば、ブリを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
日本海で取れるブリは回遊魚で九州から北海道近海まで長い距離を移動します。そのため、体に多くのエネルギーを蓄えて移動していますが、冬に日本海を通過する頃に脂の乗り具合や身の引き締まり方がちょうど日本人の味覚に適した状態になります。
そのため、ブリの旬と言えば12月~2月の寒い時季が有名なのです。ブリだけでなく、それぞれの魚ごとに旬があるため、寿司屋にお越しいただく際は事前に調べておくと面白いと思います。
ガリ・あがりをタイミングよく
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寿司屋でオーダーいただく際は「薄味から濃い味へ」の順番を繰り返していただくのがおすすめですが、濃い味から薄味のネタに戻る時のために用意されているのがガリやアガリです。どちらもお召し上がりの際に間に挟んでいただくことで、後味として残る濃い目の味付けや脂の乗りをリセットできます。
お寿司を食べる順番の基本は「薄味から濃い味へ」ですが、それを何回か繰り返してから最後にさっぱりした味わいの巻物で終わると食後に清涼感のある満足を得ていただくことができます。そのために、ガリやあがりをタイミングよく取り入れるのがコツです。
増田屋は神戸で気軽にお寿司を楽しんでいただける寿司屋です。宴会など大人数でのご予約も承っています。
お越しの際はぜひお寿司を食べる順番も意識してみてはいかがでしょうか?